野村和弘「銀河」


2005年1月15日 - 2月26日 タグチファインアート
























野村和弘は1958年高知県生まれで現在神奈川県在住。1988年に東京芸術大学博士課程を満期修了後、ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生として渡独。1990年にデュッセルドルフ美術アカデミーを修了した後、1993年に帰国。東京芸術大学在学中から「言葉と意味」、「芸術・制度・社会」、「全体と部分」、「完全と不完全(原型と写し)」等の問題をテーマに、ドローイング、絵画、パフォーマンスやインスタレーション等、形式にとらわれない作品を制作してきました。近年は小さな画面に5色の極小の点で同一の図柄を描いた禁欲的なタブローのシリーズに集中してきましたが、2003年の南天子画廊での「foreword」展以降、タグチファインアートでの「Leonardo」、Time & Style での「Collector's Room 2」等、レディメイドによるオブジェ作品を発表する機会も多くなってきました。



今回で3回目となるタグチファインアートにおける展示では、野村の中心的な仕事である極小の点で描いたタブロー(最初この作品は「エヴァは何回リンゴを食べる?」と題されていました)の最新作と、この仕事の出発点となったファイル形式の作品、「Leonardo」の初日に行われたヴァイオリン演奏「エヴァは何回リンゴを食べる?」をCD化した作品(限定20枚、出版はタグチファインアート)、さらにその譜面からの発展である「銀河」など、音楽に関連した作品を展示致します。




























出品作品

1. 無題 (Scope-3), 2004, ミクストメディア

2. エヴァは何回リンゴを食べる?, 2005,
 コンパクトディスク 限定20枚

3. エヴァは何回リンゴを食べる?(楽譜), 2004,
 ゼログラフィー・紙

4. 銀河, 2004, ミクスト・メディア

5. 音楽 -1, 2004, ミクスト・メディア

6. 無題, 1989 - , ミクスト・メディア(2冊のバインダー)

7. 1-395, 1989 - , 布にアクリルペイント

8. 1-396, 1989 - , 布にアクリルペイント

9. 1-397, 1989 - , 布にアクリルペイント